top of page

【2026年1月最新】初競りから見る和牛相場の過熱と、豚肉供給の新たな局面

  • 執筆者の写真: nakamura nukukobo
    nakamura nukukobo
  • 1月10日
  • 読了時間: 3分

更新日:1月11日

新年あけましておめでとうございます。


旧年中は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございました。


昨年は食肉市場を取り巻く環境も厳しさを増しましたが、陰陽説が示すように、困難の中には必ず次の成長への芽が宿っています。


私たちは一つひとつの経験を糧とし、より良い品質と安定供給を目指して、着実に歩みを進めてまいります。


本年も、皆様とともに「良い一年だった」と笑顔で振り返られるよう、中村畜産一同、誠心誠意取り組んでまいります。


本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


■ 2026年1月 和牛初競り速報:ブランド牛は「1割〜3割」の上昇


2026年初頭の和牛市場は、供給タイト感とインバウンド需要の爆発により、記録的なスタートとなりました。

• ブランド牛の騰貴: 1月8日に行われた「米沢牛」の初競りでは、1キロ平均単価が2,917円と、前年比で約1割上昇しました(出典:さくらんぼテレビ/山形ニュース)。

• 子牛相場の大幅続伸: 秋田県の「あきた総合家畜市場」での初競り(1月6日)では、平均価格が約72万円と、なんと前年比3割アップの好スタートを切っています

(出典:秋田朝日放送)。

• 背景にある「価値への投資」: 前回のブログで宮崎県の子牛取引減少をお伝えしましたが、その供給不足を裏付けるように、良質な血統への買い付け競争が激化しています。

特にインバウンド需要を見越した「最高ランク(A5)」への引き合いは、物価高を

ものともしない勢いです。



■ 豚肉の需給展望:1月は「前年比96%」の絞り込み


豚肉に関しては、昨年末の予測(2.3%増)から一転、1月の出荷予測には注意が必要です。

• 出荷頭数の微減: 農林水産省の最新予測(令和7年11月公表)によると、2026年1月の肉豚出荷頭数は1,342千頭(前年比96%)と、前年をわずかに下回る見込みです。

(出典:JACCネット/農水省食肉鶏卵課)

• 品質の二極化: 全体的な供給が微減する中で、スーパーなどの量販店向けと、高級飲食店向けの「銘柄豚」との価格差が開いています。



■ 経済動向:高値でも「本物」が選ばれる理由


昨年末に発表された消費者物価指数(食料6.4%上昇)は、確かに家計を圧迫しています。しかし、訪日外国人の増加により、日本の和牛は「体験」としての価値を高めています。


【引用・情報元一覧】

・山形テレビ・さくらんぼテレビ「米沢牛初競りレポート」(2026年1月8日)

・秋田朝日放送「あきた総合家畜市場 初競りニュース」(2026年1月6日)

・秋田朝日放送「あきた総合家畜市場 初競りニュース」(2026年1月6日)

・農林水産省 食肉鶏卵課「肉豚生産出荷予測」(令和7年11月公表分)



【中村畜産からのメッセージ】


最新のデータが示す通り、2026年は産地の構造変化と物価高が交差する、非常に難しい一年となります。だからこそ中村畜産は、「本当に価値のある肉」を見極める目利きを研ぎ澄ませます。宮崎の市場再編のような産地の変化にも敏感に対応し、生産者の想いと消費者の期待を繋ぐ架け橋であり続けたいと考えています。



お見積もり、お問い合わせは無料でございます。

お気軽にお問合せ下さい。

 

株式会社 中村畜産


〒343-0026 


埼玉県越谷市北越谷2-7-5


TEL:(048)974-1007

FAX:(048)978-1867



最新記事

すべて表示
【2026年最新】食肉市場の変革と熟成の科学

いつも株式会社 中村畜産のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。 季節は巡り、食のニーズも時代とともに進化を続けています。 私たち中村畜産は、伝統的な「目利き」の技を礎としながら、常に最新の市場データと科学的知見を取り入れることで、お客様へ最高の価値をお届けできるように努めてまいります。 本日は、2026年4月現在の和牛・国産牛・豚肉の最新マーケット動向、そして業界で注目を集める「食肉の

 
 
 
【「黒毛和牛の輸出が過去最高へ。世界が注目する『経産牛』の再評価と、2026年食肉マーケットの劇的変化」】

皆様、こんにちは。 株式会社中村畜産でございます。 日頃より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。 今回は、2026年春の行楽シーズンを前に、大きく動きを見せている食肉市場の最前線と、 プロの視点から見た最新の畜産トピックスをお届けいたします。 【❶2026年3月最新】食肉市場の動向と相場レポート 現在、世界的な物流コストの変化と国内の消費傾向の変化により、市場は独自の動きを見せています。

 
 
 
【2026最新】激動の和牛・豚肉市場を読み解く:世界需要と国内コストの「分岐点」

皆様、こんにちは。 株式会社中村畜産でございます。 いつも弊社のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。 日増しに春の訪れを感じる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 私たちは本日も、越谷の地から全国の食卓へ、妥協のない品質のお肉をお届けしております。 【❶ 2026年初頭の畜産概況】飼料高騰という「試練」 まず、現在最もホットな(そして厳しい)ニュースは「配合飼料価格の大幅

 
 
 

コメント


bottom of page