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2月 畜産物(食肉)の需給予測及び需給動向

執筆者の写真: Y SakuyamaY Sakuyama

さて、早いもので二月に入ります。和風月名では如月(きさらぎ)とも言います。今年の恵方巻は2月2日で西南西が方角です。最近は多種の恵方巻がスーパーなどで見受けられます。ここはゲン担ぎに和牛の焼肉恵方巻も粋な食べ方でないでしょうか。また、2月9日は肉の日で家族や友人同士で焼肉や鍋パーティーもよいですね。

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2月 畜産物(食肉)の需給予測及び需給動向動向


畜産振興部では、畜産物の生産・流通関係者や需要者などに対して、需給動向の判断や経営の安定に資する情報を適時適切に提供する取り組みとして、食肉(牛肉・豚肉・鶏肉)を対象に下記のとおり需給の見通しを公表しております。



今回、令和7年1月及び2月の食肉の需給見通しについて、以下のとおり公表しましたのでお知らせします。



牛については、他畜種と比較して出荷までの期間が長いことから、平成26年5月より、と畜頭数の6カ月予測を行っています(予測手法については、上記『牛肉の需給予測について』の4頁「出荷頭数」を参照)。今回は、2024年10月~2025年3月の見込みについて公表いたします。


農畜産業振興機構 畜産振興部より

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2025年2月号 


需給動向■ 

国内  



海外   


◆牛肉 






◆豚肉






◆飼料穀物





           高水準を維持



◆飼料穀物





■機構から■ 


畜産振興部


情報提供:農畜産業振興機構 調査情報部調査情報部より抜粋

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肉豚生産出荷予測


各都道府県における令和6年11月末までの調査結果を基に、令和6年12月から令和7年6月までの全国の肉豚出荷量の動向を予測しています。


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黒毛和牛の精液をホルモンと受容体量で評価 効率良い種雄牛選抜に 大阪公立大など


霜降りや肉付きの良い黒毛和牛種の生産に欠かせない種雄牛(種牛)の選抜において、精液のホルモンとその受容体の量から精子の奇形率が評価できることを大阪公立大学などのグループが明らかにした。これまで目視に頼っていた精液の検査では見つからなかった異常を見いだす可能性もあり、効率の良い種雄牛の選抜手法や生産性向上につながることが期待されるという。


黒毛和牛は、霜降りや肉付きのよい遺伝子をもつ選ばれた雄牛が種雄牛となり精液を提供し、人工授精や受精卵移植で繁殖する。雄牛は生後1年ほどで性成熟して精液採取が可能になる。この採取した精液中の精子を使えば受精卵ができて雌牛が妊娠できるのかを評価する方法として、現在は主に顕微鏡などで精子の運動や数、形を目視で確認している。


大阪公立大学大学院獣医学研究科の川手憲俊教授(獣医繁殖学)によると、この簡便な目視による検査で9割以上の精子が運動していることや、精子の丸い頭部や尻尾のような尾部などにみられる奇形がおよそ2割より少なく収まっていることを確認した精液で繁殖を試みる。


ただ、精子の運動や数が問題ないと判断できた精液を使っても、雌牛の妊娠に至らない事例があった。妊娠率が低いことは生産性の低下に直結し、除外すべき種牛を不必要に飼育するコストもかかるため、できるだけ早期に精子の奇形率が高いなど生殖能力が低いと判断できる雄牛を見つける必要がある。


川手教授は、精子の異常を見分ける指標として精巣由来のインスリンに似た構造を持つホルモン「INSL3」と、精子にあるホルモン受容体「RXFP2」に着目。黒毛和牛種の1歳雄牛21頭に44回射精させて採取した精液を、頭部や尾部の形状が正常である割合の程度に応じて、高率(奇形が20%未満、精液数23個)、中率(同20%以上35%未満、同10個)、低率(同35%以上、同11個)に分けてホルモンINSL3と受容体RXFP2を測定した。


すると、精子の奇形が多い低率においてINSL3は高率・中率より高い濃度を示した一方、受容体のRXFP2は濃度が低かった。ホルモンであるINSL3は受容体のRXFP2を介して精子中に取りこまれてシグナル伝達をし、精子が受精する能力を得るとされる。受容体が少ないと精液中のINSL3が精子に取り込まれず精液中にとどまるため濃度が高まるとみられる。精子の奇形率が低い高率ではINSL3の濃度は低く、RXFP2の濃度が高くなる。奇形率とINSL3には相関関係があることがわかった。


川手教授によると、実際に種雄牛の選抜に用いる検査にするには、奇形率ではなく妊娠率とホルモン濃度の相関関係を確認するとともに、凍結精液でもおなじ関係が得られるか調べる必要がある。現行の検査に加え、ホルモンの量的な検査ができるようになれば、これまで見過ごされていた生殖能力に難のある雄牛を早期に発見できる可能性がある。


RXFP2とINSL3の濃度は異常精液を見分ける新しいバイオマーカーとなることが見込まれ、黒毛和牛のみならず肉用牛や乳用牛においても種雄牛選抜法の改善や生産性向上につながることが期待できるという。


研究は神戸大学や兵庫県立北部農業技術センターと共同で行い、2024年12月26日に日本繁殖生物学会誌「ジャーナル オブ リプロダクション アンド デベロップメント」電子版に掲載された。〈ヤフーニュースより〉 

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気になるニュース 


牛肉や豚肉の荷動き停滞 食肉在庫、17カ月ぶりの増加幅


農畜産業振興機構(東京・港)がまとめた2024年11月末時点の食肉の推定在庫は前年同月比で8.1%増の計55万8695トンだった。増加幅は17カ月ぶりの高い水準となった。

牛肉の在庫は14万7658トンで、6.4%の増加だった。特に米国などから輸入する冷凍牛肉で荷動きが鈍っている。現地での生産減やコスト高、円安基調が重なって国内卸値が高値で推移を続けている。外食チェーンを中心に牛肉離れが進んだことが要因となって、在庫が積み上がった。


豚肉も高値基調で需要家から積極的な引き合いが乏しく、在庫は5.8%増の21万6186トンとなった。


外食チェーンは、牛肉や豚肉の代わりに安価な鶏肉をメニューに組み入れようとシフトしている。鶏肉の在庫は12.8%増の17万103トン。増加背景は牛肉や豚肉とは対照的で、今後の需要拡大を見込む商社などがタイやブラジルからの調達を強めている。

今後も同様のトレンドは続きそうで、同機構は12月と25年1月も食肉の在庫が増えるとの見通しを示している。情報元:日本経済新聞より】 

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