2024年は地震や事故、紛争、それに伴なう物価高など目まぐるしいスタートで始まった年でした。終盤ここにきて海外での航空機事故。2025年は人類が平和で穏やかな年になるのを願いたいものです。
『本年もありがとうございました。良いお年をお迎えください。』
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1月 畜産物(食肉)の需給予測及び需給動向動向
畜産振興部では、畜産物の生産・流通関係者や需要者などに対して、需給動向の判断や経営の安定に資する情報を適時適切に提供する取り組みとして、食肉(牛肉・豚肉・鶏肉)を対象に下記のとおり需給の見通しを公表しております。
・牛肉、豚肉(平成23年4月より毎月)
・牛のと畜頭数の見込み(平成26年5月より四半期毎)
今回、令和6年12月及び7年1月の食肉の需給見通しについて、以下のとおり公表しましたのでお知らせします。
牛については、他畜種と比較して出荷までの期間が長いことから、平成26年5月より、と畜頭数の6カ月予測を行っています(予測手法については、上記『牛肉の需給予測について』の4頁「出荷頭数」を参照)。今回は、2024年10月~2025年3月の見込みについて公表いたします。
農畜産業振興機構 畜産振興部より
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2024年1月号
■需給動向■
国内
海外
◆牛肉
◆豚肉
◆飼料穀物
(世界・トウモロコシ)消費量の微増などから期末在庫はやや減少も、引き続き高水準の見通し
(世界・大豆)生産量は減少も、大豆期末在庫は引き続き大幅増の見込み
(中国)トウモロコシおよび大豆の価格動向
■調査・報告■
畜産振興部 畜産流通課
■海外情報■
◆EUの酪農生産者の後継者対策~イタリアとフランスの取り組みと酪農における若手生産者の実例~ 調査情報部 藤岡 洋太、 渡辺 淳一
◆中国における豚肉の流通と地域間の価格差 東京経済大学 経済学部 准教授 李 海訓
情報提供:農畜産業振興機構 調査情報部調査情報部より抜粋
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肉豚生産出荷予測
各都道府県における令和6年9月末までの調査結果を基に、令和6年10月から令和7年4月までの全国の肉豚出荷量の動向を予測しています。
〈農林水産省公表〉
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【ベトナム】畜産輸出、加工施設不足で来年は苦戦か
ベトナムの畜産業界は2025年の輸出目標を前年実績比2~3倍の10億米ドル(約1,570億円)~15億米ドルとしているが、大型加工施設の不足などで達成を危ぶむ声がある。25日付ベトナムインベストメントレビュー(VIR)が報じた。
農業・地方開発省によると、24年1~11月の輸出額(速報値)は前年同期比4.4%増の4億7,570万米ドル。品目別では肉製品が1億4,730万米ドルで最も多く、これにミルク・乳製品の1億1,320万米ドルが次ぐ。鶏肉製品は日本、香港、ロシアなど5カ国加盟のユーラシア経済連合(EAEU)やモンゴルに輸出されている。
ベトナムの畜産品は多くの国で輸入障壁や衛生・化学物質含有規制に直面しているほか、国内ではアフリカ豚熱(ASF)や鳥インフルエンザのリスクもあることから、輸出目標の達成を危ぶむ声がある。オランダの畜産企業代表者は、ベトナムの畜産業が小規模で分散的な生産を特徴とすることや、ブラジル、中国、米国といった畜産大国との競争を強いられる問題を指摘している。〈ヤフーニュース内 NNAより〉
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気になるニュース
配合飼料供給価格 1トン当たり2750円値上げ 25年1~3月期 全農
JA全農は12月19日、2025年1~3月期の配合飼料供給価格を全国全畜種総平均で1トン当たり約2750円値上げすると発表した。円安とトウモロコシ価格の上昇などが要因。
値上げは2期ぶり。改定額は地域別・畜種別・銘柄別に異なる。
トウモロコシのシカゴ相場は8月下旬には1ブッシェル(25.4kg)3.9ドル前後で推移していたが、南米産地で乾燥による作付けの遅延が懸念されたことや、米国の好調な輸出需要を受けて上昇し、現在は同4.4ドル前後で推移している。
また、シカゴ相場に上乗せされる集荷コストは、降雨不足でミシシッピ川の水位が下がり産地から輸出港までの艀の積載量が制限されて、上昇している。今後は南米産の作付けや生育状況などに左右される相場展開が見込まれるという。
大豆粕のシカゴ相場は、南米産地で乾燥による作付けの遅延が懸念されたことから10月上旬には1トン380ドル前後だったが、米国産大豆の生産量が過去最高となる見通しとなり相場は下落、現在は同320ドル前後で推移している。
国内大豆粕価格は、円安が進行しているものの、シカゴの大豆粕相場が下落していることから値下がりが見込まれるという。
米国ガルフ・日本間のパナマックス型運賃は9月中旬には原油相場の上昇で9月中旬には1トン55ドル前後まで上昇した。その後、航海日数の長い南米産穀物の輸送需要が低調なことから船腹需給が緩和し、現在は同47ドル前後で推移している。船腹需給が緩和しているが、今後は南米産大豆の輸送需要が本格化することから海上運賃は底堅く推移することが見込まれるという。
外国為替は、10月中旬に1ドル150円台となり、11月の米国大統領選以降、米国でインフレが進むと見方から、長期金利が上昇し日米金利差が拡大したことから11月中旬には同156円を超えた。その後、日銀に追加利上げ観測の強まりで150円前後まで円高が進んだが、追加利上げ観測が後退したことから現在は153円台で推移している。
外国為替が円安で推移しており、トウモロコシの相場も上昇していることから2025年1~3月の配合飼料価格は対前期比で値上げとなる。
情報元:【JA.comより】
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